「ウェバンク」は、さまざまなオンラインサービスに送金や支払いができる電子決済サービスのひとつです。
あまり多くのサイトに対応しているわけではありませんが、オンラインカジノの入出金手段として使うこともできます。
今回の記事では、このウェバンクについて、その概要や特徴、使い方、注意点までをワンストップで解説します。
信頼してお金を預けられるサービスなのかどうか、しっかりとチェックしましょう。
目次
ウェバンク(webanq)のサービス概要
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(引用:ウェバンク)
ウェバンクは、カリブ海に浮かぶイギリス領ヴァージン諸島に本社を置く「WeWS Corp.」という企業が運営する電子決済サービスです。
ネットショッピングの決済やアカウント間での個人送金もできますが、日本国内からはオンラインカジノの入出金手段として使われることが一般的です。
ウェバンクで取り扱う基本通貨はUSドルとなりますが、日本国内の銀行口座等と出入金する際には、自動的に日本円とUSドルが換金されます。
便利ではありますが、この際に換金手数料が発生することには注意しましょう。
ここからは、ウェバンクを利用するメリットをお伝えします。
オンラインカジノに手数料無料で送金できる
ウェバンクでは、希望するウェブサイトに、手数料無料で送金することができます。
「希望するウェブサイト」にはもちろんカジノサイトも含まれるので、手数料の無駄を省けることが最大のメリットです。
国内の銀行口座からウェバンクに入金する場合も、ウェバンクに支払う別途の手数料はかかりません。
銀行に支払う振込手数料のみ実費となりますが、それ以外の余計な費用はかからないので、お得にカジノサイトを利用できます。
コンビニのATMから入金できる
電子決済サービスはパソコンからの入金にしか対応していない場合が多いのですが、ウェバンクの入金方法は、原則として銀行振込になります。
お手持ちの口座をそのまま使えますし、コンビニのATMからでも入金が可能です。
24時間振込に対応している
ウェバンクは、「24時間振込」機能を搭載しています。
対応する「ジャパンネット銀行」からなら、深夜でも早朝でも、すぐにウェバンクへの入金が可能です。
銀行が定める振込手数料はかかりますが、遊びたいときにすぐ遊べるシステムが構築されているのは便利ですね。
新規登録が約5分で完了する
登録方法については後ほど詳しくご紹介しますが、ウェバンクへの新規登録はとても簡単です。
公式サイトから必要事項を入力するだけで完了するので、スムーズに進めば所要時間は約5分!
身分確認用に運転免許証や健康保険証の提出は必要ですが、これもデータのやり取りだけで済みます。
サイト内が日本語に完全対応
ウェバンクは日本語に完全対応しているので、英語が読めない方でも、難なく登録を進められます。
サイト内で迷子になってしまったとしても、まったく心配ありません。
登録手続きから入出金まですべて日本語で行えるので、安心して利用しましょう。
ウェバンクが使えるオンラインカジノ
2020年9月現在、ウェバンクの入出金に対応しているオンラインカジノは、以下の2つです。
カジノ | 特徴 |
---|---|
JBETカジノ | カジノゲームのほか、スポーツの勝敗を予想するスポーツブックもプレイ可能 |
ワイルドジャングルカジノ | ・プロモーションが多く、プレイヤーへの還元が厚い ・高額当選実績を多数持っている ・スマホでのプレイにも対応しており、スキマ時間にプレイ可能 |
どちらもサポートを含めて日本語に対応している優良なオンラインカジノです。
しかし、ほかの決済サービスと比べると、対応しているカジノは著しく少ないことがウェバンクの欠点です。
この点に関しては、今後の対応カジノ増加に期待するしかありません。
一方でウェバンクには、先ほどお伝えしたようなメリットがいくつもあることも事実です。
アカウント開設や口座の維持にも手数料が一切かかりません。
JBETカジノとワイルドジャングルカジノのユーザーなら、ウェバンクは利用をオススメできる決済サービスです。
ウェバンクの安全性は問題ない?
ここでは、ウェバンクの安全性と信頼性について詳しく見ていきます。
まず、ウェバンクを運営している会社の概要は、以下のとおりです。
社名 | WsWS Corp. |
---|---|
所在地 | 2nd Floor, Palm Grove House, Road Town, Tortola, British Virgin Islands. |
ポスト番号 | Box 3190. |
このように、会社所在地はハッキリしているため、信頼できるサイトのように感じます。
ただし注意しておきたいのは、国や政府による公的機関や、第三者機関からのライセンス・承認を受けていないことです。
たとえば競合決済サービスの「エコペイズ」は、イギリス政府に監視されたFCA(金融行動監視機構)から承認を得ていますし、「アイウォレット」も香港政府発行のMSOライセンスを取得しています。
これらのサービスと比べると、ウェバンクの信頼性は低いといわざるを得ません。
一方でウェバンクには、10年以上の期間にわたり、事故なく安全に運営してきた実績があります。
第三者機関からの承認こそ受けていませんが、この実績は信頼性の証明になるともいえます。
ウェバンクの口コミ・評判
上記のように、ウェバンクの安全性には若干の疑問が残ります。
そこで、Twitterからウェバンクユーザーの口コミを集めてみました。
実際の利用者は、どのようにウェバンクを評価しているのか見てみましょう。
ワイルドジャングルはウェバンクめっちゃ便利ですよ!
— だいあぼ@借金800万円 (@gkizok) March 6, 2020
入金方法に関して悩んでいる別のユーザーに、ウェバンクが便利だとすすめているツイートです。
実際にウェバンクを利用している人が快適にサービスを利用できていることの証左なので、かなり有力な口コミと考えられます。
これだからウェバンクの振り込みはめんどいねん
— 勇者王 (@yuushaou) March 28, 2017
詳細については触れられていません。
入金が面倒だというマイナスの評価ですが、これは3年前のツイートであり、現在は改良されている様子です。
入金方法については、後ほど詳しくご紹介します。
ウェバンクの手数料について
ウェバンクの手数料は、以下のとおりです。
操作 | 手数料 | 備考 |
---|---|---|
国内銀行からの入金 | 無料 | ・国内銀行の定める振込手数料は必要 ・1回の最大入金可能額は5,000ドル ・1日の最大入金可能額は7,500ドル ・30日の最大入金可能額は20,000ドル ・為替手数料はベル |
オンラインカジノへの送金 | 無料 | |
国内銀行への出金 | 2.49ドル | ・1回の最大入金可能額は5,000ドル ・1日の最大入金可能額は7,500ドル ・30日の最大入金可能額は20,000ドル ・為替手数料は別 |
個人への送金 | 1.99ドル | ・1回の最大送金可能額は1,000ドル ・30日間で最大10回まで |
電信送金による出金 | 49.99ドル |
以上のように請求されます。
ただし、日本円をUSドルにして入金したり、USドルを日本円にして出金したりする際には、適宜レートが適用され、為替手数料として差額が徴収されるため注意しましょう。
ウェバンクの注意点は?
ウェバンクの注意点として覚えておくべきなのは、以下の4点です。
使えるカジノが少ない
現時点でウェバンクを利用できるオンラインカジノは、「JBETカジノ」と「ワイルドジャングルカジノ」だけです。
今後増加する可能性はありますが、ベラジョンカジノなどの有名サイトでは利用できません。
利用者が少ない
ウェバンクは、エコペイズやアイウォレットと比べて利用者が少なく、知名度も高くありません。
ネット上で評判を見つけることも難しく、利便性や安全性が見えにくいことがデメリットです。
手数料が高い
手数料で注目すべきなのは、国内銀行への出金手数料です。
ウェバンクでは2.49ドルがかかりますが、エコペイズは出金額の約1%ですし、アイウォレットに至っては0.5%です。
とくに100ドル前後の入出金を繰り返す場合は、そのほかのサービスを選んだ方がお得です。
ログインが面倒
ウェバンクにログインする際は、パスワードの代わりにPINを入力することとなります。
これはキーボード入力ができず、マウスで入力する「ソフトキーボード」というシステムが採用されているため、ログインを面倒に感じるかもしれません。
ウェバンクの口座開設方法
続いて、ウェバンクの口座開設方法を順に解説します。
1.口座開設をクリックする

(引用:ウェバンク)
画面中央の「口座開設」をクリックします。
2.必要事項を入力する

(引用:ウェバンク)
説明に沿って、必要事項を入力します。
入力が完了したらユーザー同意書にチェックを入れ、登録するをクリックしましょう。
3.メールの到着を待つ

(引用:ウェバンク)
登録が完了すると、PINコードがメールアドレスに送信されるので、受信を待ちましょう。
4.ログインする

(引用:ウェバンク)
再びウェバンクにアクセスして、EメールアドレスとPINを入力してログインしましょう。
この画面が表示されれば、正常に登録が完了しています。
ウェバンクへの入金方法
「入金が面倒」という口コミがありましたが、実際はシンプルで簡単です。
入金方法を見ておきましょう。
1.マイページから入金をクリックする

(引用:ウェバンク)
入金をクリックすると、振込先情報が表示されます。
ここに表示されている口座に入金したいお金を送金するだけで、ウェバンクへの入金が完了します。
2.ATMなどから振り込みをする
指定口座に振り込みを行う際は、必ずウェバンクの口座番号と名前を入力しましょう。
口座番号を入力していないと、口座への反映ができない場合があります。
通常、入金から15分程度で反映されます。
まとめ
ウェバンクは、オンラインカジノへの入金方法として使える電子決済サービスです。
日本語対応していることに加えて、主に以下の3点がメリットです。
- ・オンラインカジノへの送金手数料が無料
- ・ウェバンク口座へコンビニATMからの入金が可能
- ・身分証明書の画像・コピー提出不要ですぐにアカウントが開設できる
ただし、2020年9月時点で利用できるオンラインカジノは「JBETカジノ」と「ワイルドジャングルカジノ」の2つだけで、汎用性が低いことは難点です。
さらに他サービスよりも手数料が高いこと、ログインが面倒に感じることもデメリットになります。
また、ウェバンクは国や政府、第三者機関からのライセンスを保持していません。
10年以上にわたって運営されているサービスであることは安心材料ですが、より高い安全性を求める場合は、エコペイズなど、その他のサービスの利用も検討すべきでしょう。