ピラミッド法の特徴やシミュレーションを解説!ローリスクで負け越しても利益が狙える攻略法?!

カジノの攻略法といえば、「マーチンゲール法」や「パーレー法」などが有名ですが、攻略法の一つに「ピラミッド法」と呼ばれるものがあります。

一般的にはあまり広く認知されていない手法ですが、元々は株やFXなどで効果的な投資法(ピラミッティング)として扱われていました。

現在ではその汎用性の高さから、投資の世界だけではなく、カジノの攻略法としても応用されるようになっています。

ピラミッド法とは、一体どのような戦略なのでしょうか?

この記事では、カジノ攻略法の一つであるピラミッド法の概要や、効果的に活用できるゲームの種類、シミュレーション、メリット・デメリットについて解説します。

ピラミッド法について

ピラミッド法について

株やFXといった投資だけではなく、カジノの世界でも活用されているピラミッド法には、どのような特徴があるのでしょうか?順番に見ていきましょう!

数学者が発明した投資法

ピラミッド法は、フランスの数学者であるジャン・ル・ロン・ダランベールが発明した投資法で、カジノゲームにも応用されています。

ゲーム数を重ねて長期的に利益を狙っていくことを基本方針としており、リスクを抑えながら長い時間カジノゲームを楽しむことができる手法として、人気が高い攻略法となっています。

資金の増減が緩やかで比較的安定している

ピラミッド法の一番の特徴は、資金の増減が緩やかで、リスクを抑えることができることです。

勝っているときも負けているときも、ともに資金の増減幅が小さいので、資金マネジメントが安定します。

一回の勝負で一気に利益を増大させるような手法ではありませんが、コツコツと利益を積み上げたいプレイヤーにはオススメの攻略法です。

ルールがシンプルなので実践しやすい

ピラミッド法の内容は単純明快で、「勝てばベット額を1ドル減らし、負ければベット額を1ドル増やす」というシンプルなルールにもとづいています。

最初に自分で設定したベット額からゲームを開始して、このルールに則ってベット額を変動させていきます。

作業内容はとても簡単なので、カジノ初心者でも実践しやすい攻略法です。

「勝ったら-1、負けたら+1」と覚えておきましょう。

ピラミッド法が効果的なゲーム

ピラミッド法が効果的なゲーム

ピラミッド方が効果的に活用できるのは、勝率が50%以上で、2倍配当のゲームです。

カジノゲームでは、以下の3つのゲームがピラミッド法に最適です。

  • ルーレット
  • ブラックジャック
  • バカラ

ルーレットにおいて2倍配当の賭け方は、「赤黒賭け」「ハイロー賭け」「奇数偶数賭け」が当てはまります。

賭け方はゲームごとに変更しても構いませんが、ゲームの流れを掴むために、基本的には同じ賭け方でずっとプレイする方がいいでしょう。

ブラックジャックとバカラも2倍配当のゲームで、ピラミッド法を実践するのに適しています。

ピラミッド法のシミュレーション

それでは実際に、ピラミッド法を活用して50ゲームをシミュレーションしてみましょう。

今回対象としているゲームは2倍配当のもので、勝率は約50%になっています。

また、1ゲーム目にかける初期設定のベット額は10ドルにしました。

「ピラミッド法では資金の増減が緩やかになる」と前述しましたが、「どのように資金が動くのか?」「最終的に利益が出せているのか?」を中心に検証してみます。

【ピラミッド法による50ゲームのシミュレーション結果】

ゲーム数 ベット額(ドル) 勝敗 損益(ドル) 累計損益(ドル)
1 10 -10 -10
2 11 -11 -21
3 12 +12 -9
4 11 -11 -20
5 12 +12 -8
6 11 +11 +3
7 10 +10 +13
8 9 -9 +4
9 10 +10 +14
10 9 -9 +5
11 10 -10 -5
12 11 -11 -16
13 12 -12 -28
14 13 +13 -15
15 12 +12 -3
16 11 -11 -14
17 12 +12 -2
18 11 -11 -13
19 12 +12 -1
20 11 +11 +10
21 10 -10 0
22 11 -11 -11
23 12 -12 -23
24 13 +13 -10
25 12 -12 -22
26 13 -13 -35
27 14 +14 -21
28 13 -13 -34
29 14 +14 -20
30 13 +13 -7
31 12 +12 +5
32 11 -11 -6
33 12 -12 -18
34 13 +13 -5
35 12 -12 -17
36 13 +13 -4
37 12 -12 -16
38 13 -13 -29
39 14 +14 -15
40 13 -13 -28
41 14 -14 -42
42 15 +15 -27
43 14 +14 -13
44 13 +13 0
45 12 -12 -12
46 13 +13 +1
47 12 -12 -11
48 13 +13 +2
49 12 +12 +14
50 11 +11 +25

【ゲーム内容の解説】
今回のシミュレーションでは、全50ゲームの勝敗は、25勝25敗となっています。

勝敗だけ見ると引き分けですが、最終的な損益は+25ドルとなっています。

したがって、ピラミッド法はゲーム内容がイーブンでも、しっかりと利益が狙える戦略法であるといえます。

1〜21ゲーム目までは勝ち負けが繰り返されて、一進一退となっています。

21ゲーム目までの勝敗は10勝11敗と負け越していますが、累計損益は±0ドルで、損失は出ていません。

このようにピラミッド法では、トータルで負け越している結果になっても、損失が出ないことがあります。

極端に連敗しない限り、資金の動きは非常に緩やかです。

また、41ゲーム目が終了した時点で、このシミュレーションで最大の損失となる-42ドルを記録しています。

この時点での勝敗は18勝23敗で、かなり負け込んでいる状況です。

そして、ピラミッド法では負けが続くと、どんどんベット額が増加していくことになります。

資金の増減が比較的緩やかな攻略法ではあるものの、手持ちの資金と照らし合わせて、無理のない範囲でベット額の初期設定を考える必要があります。

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ピラミッド法のメリットとデメリット

ここでは、ピラミッド法のメリット・デメリットについてご紹介します。

シミュレーション結果も加味して、あらためて確認していきましょう。

メリット

ピラミッド法のメリットは、以下のようなものになります。

資金の増減が緩やかでローリスク

ピラミッド法では、資金の増減幅が小さいので、緩やかに資金が変動します。

そのため、資金が急激に減少してしまうことはありません。

ローリスクで長くカジノゲームを楽しむことができるでしょう。

ただし、資金の増減が緩やかということは、利益を増やすのに時間がかかるということにもなります。

短期的にドカンと利益を出すのではなく、長期的にコツコツと利益を積み重ねていく攻略法であることは念頭に置いておきましょう。

トータルで負け越しても利益が出せる

ピラミッド法では、全体の勝敗で負け越していても、最終的に利益を出せることがあります。

その一例は、以下のような場合です。

ゲーム数 ベット額(ドル) 勝敗 損益(ドル) 累計損益(ドル)
1 1 -1 -1
2 2 +2 +1
3 1 -1 0
4 2 +2 +2
5 1 -1 +1
6 2 +2 +3
7 1 -1 +2
8 2 +2 +4
9 1 -1 +3
10 2 -2 +1

ここでは4勝6敗で負け越していますが、最終的には+1ドルの利益で終了できています。

ただし、負け越しているときでも常に最終的に利益を出せるというわけではなく、最初のベット額の設定によっては、損失で終わることもあるので注意が必要です。

デメリット

ピラミッド法のデメリットには、以下のようなものがあります。

勝ち負けが交互に続くと利益を伸ばしにくい

勝ち負けが交互に続くような戦況において、ピラミッド法では、利益を伸ばすのに時間がかかります。

勝ち負けが交互に続くパターンは、以下の2通りが考えられます。

①勝ちが先行しているとき

ゲーム数 ベット額(ドル) 勝敗 損益(ドル) 累計損益(ドル)
1 5 +5 +5
2 4 -4 +1
3 5 +5 +6
4 4 -4 +2
5 5 +5 +7
6 4 -4 +3
7 5 +5 +8
8 4 -4 +4
9 5 +5 +9
10 4 -4 +5

②負けが先行しているとき

ゲーム数 ベット額(ドル) 勝敗 損益(ドル) 累計損益(ドル)
1 5 -5 -5
2 6 +6 +1
3 5 -5 -4
4 6 +6 +2
5 5 -5 -3
6 6 +6 +3
7 5 -5 -2
8 6 +6 +4
9 5 -5 -1
10 6 +6 +5

どちらも初期設定は、5ドルでスタートして10ゲームを消化していますが、最終的な累計損益は+5ドルとなっています。

2ゲームで+1ドル増えていく計算なので、勝ち負けが交互になると消化したゲーム数の割には、利益が伸びにくいという印象を受けます。

しかし、それでも最終的にプラス収支になっているのは、ピラミッド法が効果的な戦略法であることを表していることになるでしょう。

勝敗が五分五分でも損失が出ることがある

ピラミッド法では、勝敗が五分五分の状況でも、収支がマイナスになってしまうことがあります。

その一例は、以下のようなパターンです。

ゲーム数 ベット額(ドル) 勝敗 損益(ドル) 累計損益(ドル)
1 3 +3 +3
2 2 +2 +5
3 1 +1 +6
4 1 +1 +7
5 1 +1 +8
6 1 -1 +7
7 2 -2 +5
8 3 -3 +2
9 4 -4 -2
10 5 -5 -7

全体の勝敗は5勝5敗ですが、最終的な損益が-7ドルになっています。

この理由は、ゲーム途中で1ドルベットが続いていることです。

ピラミッド法では、連勝すればするほどベット額は下がっていき、1ドルが最低ベット額となります。

1ドルのベットで連勝しても利益を伸ばせないので、その後連敗してしまったときに損失の方が大きくなってしまうことがあります。

この状況を緩和する解決策としては、1ドルベットで勝利した時点でピラミッド法をリセットし、また初期設定のベット額からゲームを再開することです。

先ほど紹介した例で、途中でリセットした場合の結果は以下のようになります。

【途中でリセットした場合】

ゲーム数 ベット額(ドル) 勝敗 損益(ドル) 累計損益(ドル)
1 3 +3 +3
2 2 +2 +5
3 1 +1 +6
4 3 +3 +9
5 2 +2 +11
6 1 -1 +10
7 2 -2 +8
8 3 -3 +5
9 4 -4 +1
10 5 -5 -4

3ゲーム目でリセットして、4ゲーム目から再び初期設定の3ドルでゲームをスタートしました。

最終的な累計損益は-4ドルとなり、少し損失を減らすことに成功しています。

このように、1ドル賭けが連続する場合は、ピラミッド法を一度リセットすることをオススメします。

まとめ

ピラミッド法はローリスクでコツコツと利益を積み上げたいときに効果的な戦略で、着々と利益を出しながら、長くカジノゲームを楽しみたいときにオススメします。

また、ゲーム開始時に設定する賭け金によっては、連敗によって損失がどんどん膨らんでいくことも考えられるので、自分の資金に合わせた賭け金を設定することが大切です。

予想以上にマイナスが膨らんできたときは、思い切って早めに損切りすることも考慮に入れておきましょう。

ピラミッド法は、比較的手堅く勝てる攻略法として、愛用しているプレイヤーも多くいます。

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