2/3ベット法は、98%以上という勝率を誇るルーレット攻略法として有名です。
数字上はほぼ確実に勝てる投資法であることから、あらゆるサイトやSNSでも話題になり、YouTubeにも法則を試す動画が投稿されています。
これはどのような賭け方なのか、メリットとデメリットを紹介すると同時に、表を使ってシミュレーションしながら解説をします。
本当に期待できる、実践に向いた投資法なのかどうか、詳しくチェックしましょう。
2/3ベット法とはどんな賭け方?

バカラでプレイヤーかバンカーを当てる勝率5割のゲームをしたとします。
3回連続でプレイヤーの勝ちになった場合、「そろそろバンカーが勝ちそうだ」という心理状態に多くの人がなるはずで、実際にプレイヤーが4連勝する確率はわずか6.25%です。
この確率論を基にした攻略法が2/3ベット法です。
この攻略法では、オンラインカジノでもとくに人気なルーレットの、「ダズンベット」か「カラムベット」のどちらかを見ながら行うことになります。
ダズンベットとは、1stから3rdまで3つのエリアに分かれている横軸のグループで、カラムベットはシート右端のエリアに「2:1」と書かれている縦軸のグループです。
この合計6箇所のいずれかに3回連続でボールが入った場合、法則を発動するチャンスがきます。
ルーレットにおいて、この6箇所のどこかに4回連続でボールが入る確率は約1.52%になります。
つまり、4回目のゲームでそれ以外のポケットにボールが入る確率はおよそ98.48%となり、理論上はほぼ確実に投資を成功させられます。
理論上の勝率はルーレットの中でとくに高い
ルーレットを使った勝率の良い攻略法としては「666ベット法」が有名ですが、この勝率は約89%なので、2/3ベット法には遠く及びません。
前者が10回に1回以上は負ける計算になる一方で、後者は100回中2回負けるか、負けないかという高水準です。
98.48%という数字は、すべてのカジノゲームにおける確率として圧倒的な高さです。
一般論としては、まず負けることのないローリスクな投資法ですから、カジノの様子を知りたい方も覚えておくべき投資法と言えるでしょう。
マーチンゲール法やココモ法とは前提が異なる
同じく有名な手法として存在するマーチンゲール法やココモ法ですが、これは「負けた次の回から投資額を増やしていく」という攻略法で、負けることが前提になっています。
一方の2/3ベット法は、いかに一度のベットで勝ち目を増やすかという点を追及した攻略法です。
カジノジャンボリーやベラジョンカジノに代表されるオンラインカジノでは、これらの攻略法をすべて試すことができますが、前提条件が違うので、使い分けが必要です。
2/3ベット法に関しては、ローリスク・ローリターンを目指す方との相性が優れています。
豊富な資金を賭けられるハイローラーに向いている
2/3ベット法では、3つある選択肢のうちどれか1つに3回連続でボールが入った場合、それ以外の2つに対して等しくチップを置きます。
ボールが入るのは3つのうちの1つだけなので、この段階でチップを置いた2つの中の1つは犠牲になることが確定します。
掛け金を$10ずつにした場合、合計の投資額は$20で、負け分はゼロになります。
片方が的中した場合の配当は3倍なので、賭け金の$20に対して差し引きの収支は+$10で、それ以上の大勝は見込めません。
そのため、2/3ベット法は豊富な資金を持つハイローラーに向いています。
賭けられる金額が$200、$2000と多くなればなるほど、リターンの金額も大きくなるので、効率的に稼ぐことができるのです。
2/3ベット法が有効なカジノゲーム

前述していますが、2/3ベット法はダズンベットかカラムベットの結果を見てから賭けるかどうかを決める攻略法です。
したがって、この手法を用いてカジノ攻略ができるゲームは、ルーレット以外にまったくありません。
ルーレットはカジノにおける代表格とも言える存在で、オンラインカジノでもほぼ100%の運営会社が取り入れています。
ルールもシンプルでわかりやすいので、初心者でも参加しやすく、投資も自由に決められるので、カジノ資金が少なくても遊ぶことができます。
とくに2/3ベット法は、特定の条件が発生するまではベットせずに見守るというスタイルを取ります。
未経験の人にとっては、ゲームを眺めながら感覚を掴むこともできますから、無駄な資金を使わずに、着実に資金を増やしやすい方法で賭けられます。
2/3ベット法のシミュレーション

実際にどのような形でこの攻略法を進行させていくのかを解説します。
まずは、攻略法を発動するための条件を整理しておきましょう。
さらにシミュレーションを行い、カジノ側が不利に感じるほど強烈な方法なのかどうかを確認し、その結果をご報告します。
2/3ベット法の利用法①:まずは結果を見守る
ルーレットのテーブルに着いたら、まずはベットには参加せずに様子を見ます(空回し)。
注目すべきなのは、フィールドの下に書かれている「1st 12」「2nd 12」「3rd 12」というダズンベットと、右端に書かれている3つの「2:1」というカラムベットです。
合計で6つのエリアが存在することになりますが、このうちのどこか1つに、3回連続でオールが入るまで空回しを続けます。
この条件が発生するまではじっとルーレットを見つめているだけなので、ゲームに参加できるまで数十分かかる場合もあります。
たとえばダズンベットを例に取ると、合計36の数字のうち、左側・中央・右側がブロックを組み、それぞれ12個の数字を1つのグループとして取り込んでいます。
「左側のダズンベットに3回連続で入った」という条件が発生するまで、まずは辛抱して待ちます。
2/3ベット法の利用法②:条件が揃ったらベットする
上記の条件が揃った場合、いよいよベットに移ります。今回は、左側のダズンベットに3回連続で入ったと仮定しましょう。
この場合、左側に4回連続で入る確率は1.52%と非常に少ないので、中央と、右側のダズンベットに同じ金額のチップをベットします。
2/3ベット法の利用法③:ベットしたどちらかに入る確率は98%以上
条件が揃いベットしたら、ルーレットの結果を見守ります。
確率論としては、中央か右側のダズンベットに入る確率は98.48%ですから、数字上はほぼ確実に当たることになります。
今回は、それぞれに$10を投じたと仮定しましょう。
その結果、右側のダズンベットにボールが入ったとします。
すると配当として$30が手に入り、中央に賭けた$10は没収となりますから、投資額の$20と差し引きして、$10が儲かります。
繰り返しこの法則を利用する場合には、利用法①に戻ってください。
2/3ベット法をシミュレーション
98%以上という驚異的な勝率を誇る2/3ベット法。
仮に$10ずつを賭け続けた場合、どの程度の利益を生むことができるのか、連勝できる確率と合わせてチェックしてみましょう。
回数 | 損益 | 連勝の確率 |
---|---|---|
1 | +$10 | 98.48% |
2 | +$10 | 96.98% |
3 | +$10 | 95.51% |
4 | +$10 | 94.06% |
5 | +$10 | 92.63% |
6 | +$10 | 91.22% |
累計 | +$60 | - |
2箇所に対して$10を賭けるため支出は毎回$20、1回あたりの収入は$30なので、損益は毎回+$10で固定されます。
勝率98.48%が6連勝する確率は91.22%なので、理論上は「10回中9回以上は6連勝できる攻略法」ということになります。
つまり、6回のゲームで$60を稼げる確率は91.22%です。
この段階でも、666ベット法で1回勝つ確率の89%を上回っていますから、期待値が高いことは間違いありません。では、仮に10回に1回負けた場合、収支はマイナスになるのでしょうか。
回数 | 結果 | 損益 | 資金 |
---|---|---|---|
1 | 勝ち | +$10 | +$10 |
2 | 勝ち | +$10 | +$20 |
3 | 勝ち | +$10 | +$30 |
4 | 勝ち | +$10 | +$40 |
5 | 勝ち | +$10 | +$50 |
6 | 負け | -$20 | +$30 |
7 | 勝ち | +$10 | +$40 |
8 | 勝ち | +$10 | +$50 |
9 | 勝ち | +$10 | +$60 |
10 | 勝ち | +$10 | +$70 |
勝率9割で計算した場合のパターンです。
6回目で負けてしまった場合も、それまでの連勝とそれ以降の連勝が功を奏し、+$70の利益を生み出せています。
勝率98.48%という数字を根拠に計算すると、やはり利益が出る可能性は高そうです。
実際の勝率は98.48%ではなく約66%?
1/3の確率でボールが入る場所に、4回連続で入る確率は1.52%という計算を基に作られているのが2/3ベット法ですが、局地的に見れば、ベットした2箇所のいずれかにボールが入る確率は2/3、つまり約66%です。
「あまり起きないこと」が起きると、「これ以上は続かないだろう」という心理状態になりがちですが、ルーレットの結果に過去の実績は関係なく、ボールが放たれるごとに、その行き先は1/3の中からランダムで決まることにもなります。
回数 | 結果(ダズンベット) | 成績 | 損益 |
---|---|---|---|
1 | 左 | 勝ち | +$10 |
2 | 中央 | 勝ち | +$20 |
3 | 右 | 負け | $0 |
4 | 左 | 勝ち | +$10 |
5 | 中央 | 勝ち | +$20 |
6 | 右 | 負け | $0 |
ダズンベットの右側に3連続で入るという現象が6回続いた後、等しい確率でボールが分散されたとします。
すると1/3の確率で負けるので、成績は4勝2敗。この場合の損益はプラスマイナスゼロでした。
上記の表は約66%の勝率に下方修正した場合のシミュレーションですが、これでも損益が出ない構造になっているので、2/3ベット法はやはり優れていると結論付けられます。
2/3ベット法の注意点
さまざまな角度から検証を行いましたが、2/3ベット法を用いる場合の注意点やデメリットにも触れていきます。
以下の2点に注意しながら、オンラインカジノで攻略法を試してみましょう。
条件が出揃うまで忍耐が必要
この法則を発動させるためには、条件が出揃うまでひたすら待たなければなりません。
特定のどこかに3回連続でボールが入るという現象が起きなければ、攻略法を試すことができないので、我慢強く待ち続けなければなりません。
4連勝、5連勝は意外に多く起こる
理論上はまず起きることがない4連勝ですが、ルーレットでしばらく遊んでいると、意外にも多く見かける現象であることがわかるはずです。
それどころか5連勝することも決して珍しくないので、連勝が続いていたとしても、結局は「今回も1/3の確率で同じ場所に入る」という認識を持っていたほうがいいでしょう。
まとめ
2/3ベット法は、98%以上という超高確率で的中させられる攻略法です。
ルーレット以外で応用できませんが、当たりやすさを重視したい場合には見逃せない戦略であり、理論上は連勝できる確率が高いことも特徴的です。
一方で、発動させるためには一定の条件を満たさなければならないこと、局面的には1/3の確率で4連勝が続くことなどのデメリットもあるので、リスクについても認識しながら、オンラインカジノで実践してみましょう。