カジノで負けが続くと、そんなものはないと知りつつも、「カジノで絶対に勝てる方法はないだろうか？」と考えてしまいますよね。
絶対に勝てるという必勝法があれば、誰もが試しているはずですし、そんなものはないだろうと考える人も多いかもしれません。
でも、カジノには攻略法があり、その中でも有名なカジノの攻略法に「マーチンゲール法」というものがあります。
そこで今回は、からくりを知ってしまえば意外とシンプルな、マーチンゲール法についてご説明します。
目次
マーチンゲール法とは
マーチンゲール法はカジノの攻略法でとても有名な、理論上負けないベット方法です。
この方法は、カジノやオンラインカジノだけではなく、FXなどで使われることもあります。
それでは、具体的にどのような方法なのかを見てみましょう。
シンプルなので簡単にできる
マーチンゲール法はとてもシンプルで、最初は$1など少ないベット額からはじめて、負けたら倍の金額をベットしていきます。
勝ったらまた最初の$1に戻して、負けたら倍々の額をベットしていけばいいだけです。
難しい計算やテクニックなどは不要ですので、誰にでもできます。
一般的なカジノでもできますし、今までのベット数がすぐにわかる仕組みになっているオンラインカジノなら、より手軽に試せる方法です。
何も考えずに淡々とベットしていくだけで誰にでも簡単に試せるため、興味がある方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか？
一回勝つだけで利益が出る
このマーチンゲール法の肝は、倍々の額をベットしていつか勝てば、今まで負けていた分を上回ります。
たとえ10回連続で負けていても、11回目に勝てば利益が出るのです。
マーチンゲール法が有効なゲーム
ただし、すべてのゲームにマーチンゲール法が有効なわけではありません。
マーチンゲール法が有効なのは、独立事象のゲームだけです。
独立事象のゲームとは、前回の結果が次のゲームに影響しないゲームのことです。
たとえば、バカラ、ルーレット、ブラックジャック、シックボーなどが、これに当てはまります。
サイコロの目やルーレットで赤が出るか黒が出るかなどのように、行われるゲームのたびに2分の1など一定の確率で結果が決まります。
前のゲームの結果により次のゲームの結果が出る確率が変わることはありません。
そのような、独立事象のゲームにのみ、マーチンゲール法は有効です。
独立事象ではないゲームとは、状況によって当たりの確率がアップするスロットなどがこれに当たります。
独立事象でないと確率の計算が複雑になり、シンプルに必ず勝つ方法が簡単には見つかりません。
赤か黒か、半か丁かなど当たる確率がシンプルな独立事象のゲームなら、マーチンゲール法を試せますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
マーチンゲール法のシミュレーション
最初は少なく、倍々にベットしていって負けたら最初に戻すのがマーチンゲール法ですが、実際はどう賭けたらよいのでしょうか？
マーチンゲール法を行うためには具体的にどう賭けていったらよいのかを、ルーレットを例に出してご説明します。
下記の表は、マーチンゲール法を使い、ルーレットで「赤」を賭け続けるとどうなるかを表したものです。
【マーチンゲール法のルーレットによる具体例】
この場合はトータルで$2のプラスでした。
勝ったところでやめればマイナスになることはなく、最終的には必ずプラスになることがわかります。
この方法には、どのようなカラクリがあるのでしょうか？
計算してみると、$64賭けた時点で勝つ場合、
最終収支 = -（1+2+4+8+16+32）+ 64 = +1
です。
この計算結果からもわかるように、「負けた分の合計は次のベット額よりも必ず1少ないため、勝った時点でかならず+1になる」というのが、このマーチンゲール法のミソになります。
1,2,4,8…と、マーチンゲール法でベットし続ければ一回勝つと+1になりますから、勝った回数分、プラスになるのです。
大きなプラスを出すためには何回もかけ続ける必要がありますが、たしかに理論上はカジノの必勝法であることがわかりますね。
オンラインカジノでマーチンゲール法は禁止されている？
オンラインカジノでマーチンゲール法を試すことはできるのでしょうか？
基本的に、オンラインカジノでマーチンゲール法は禁止されていませんが、オンラインカジノにはテーブルリミットが設けられていることが多いです。
そのため、禁止していなくても、倍々のベット額を賭けていくと、テーブルリミットによりいつかは上限に達してしまいます。
したがって、オンラインカジノではテーブルリミットが、実質的なマーチンゲール法の制限になっています。
またマーチンゲール法には、賭ける金額が増えていくのに対して勝ったときの利益が少ないという特徴がありますから、オンラインカジノ側からすれば、そこまで制限する必要性がありません。
マーチンゲール法を使う際の注意点
マーチンゲール法を使って実際にカジノで遊んでみようという方には、いくつか注意していただきたい点があります。
ここでは、その注意点についてご説明します。
大量の軍資金が必要
マーチンゲール法は一度勝てば利益が必ず出ることが理論的にわかっていますが、その一度がいつになるのかはわからないという問題があります。
しかも、負けている時点でやめてしまうと損を出してしまうため、勝つまで賭け続ける必要があるのです。
しかし、負けが長く続くという可能性も十分にありますので、あまりに負け続けてしまうと大量の軍資金が必要になります。
それでは、実際に1,2,4,8,16,32…と、ベット額を増やしていくと、最終的にどれくらいのベット額になるのでしょうか？
25回までゲームを続けた場合のベット額を計算してみました。
この計算結果を見てもわかるとおり、10ゲームでは$512ですが、20ゲームすると$52万4,288、そして25ゲームでは$1,677万7,216まで跳ね上がります。
単位を円にして考えると、17回くらいまでは10万円以内に収まりますが、18回を超えると10万円を上回り、21回目で100万円を超える計算になります。
それ以降はどんどん増えていき、25回であっさりと1,500万円を超えてしまうのです。通貨が円でもこの調子ですから、ドルになると目も当てられない程の高額です。
20回くらいオンラインカジノで遊ぶのはとても簡単ですが、マーチンゲール法だと相当なベット額に跳ね上がります。
赤か黒を選ぶルーレットなど当たる確率が2分の1のゲームでも、20回当たらないこともあり得ます。
その場合、ベット額が50万円から一気に100万円に跳ね上がってしまい、あまり現実的ではありません。
ベット額の上限でマーチンゲール法が崩壊する
上記でご説明したマーチンゲール法でのベット額を見てもわかるとおり、負け続けるとベット額がぐんと跳ね上がります。
ただし、勝つまでにオンラインカジノに設けられている上限額に引っかかる可能性があるので、注意しなくてはいけません。
オンラインカジノには、必ず賭けられる額の上限が定められているため、マーチンゲール法のような増え方でベットしていくと、すぐに上限に到達してしまうのです。
10回程度で勝てればよいのですが、20回、25回と負けが続くと上限に達してしまい、実質的にマーチンゲール法を使えなくなります。
マーチンゲール法が、「理論上では」必ず勝てるといわれるのは、実質的にはベット額の上限に達したり、そもそも軍資金が足りなくなったりするため賭け続けられないからです。
負け続けるとリターンが少なくなる
マーチンゲール法で収支がプラスになるのは、勝った時に必ず +1になるからです。
しかし、連敗し続けるとリターンがどうしても少なくなります。
たとえば、勝ったゲームが2ゲーム目や3ゲーム目など、ちょこちょこ勝つことができれば、その都度 +1になります。
全部で20ゲーム賭けて、そのうち5ゲーム勝てば +5ですし、10ゲーム勝てば +10です。
しかし、20ゲーム賭けても1度しか勝てなかったら、+1にしかなりません。
上記のゲーム数ごとのベット額を見ると、19ゲーム負け続けて20ゲーム目でやっと勝った場合、$524,287賭けて最後に$524,288勝つことで、ようやく+$1を得られます。
つまり、$100万近くつぎ込んで、得られる利益がたったの +$1になってしまうのです。
そのため、負けが続くと投資額に見合ったリターンを得られないことを、あらかじめ理解したうえで活用する必要があるでしょう。
まとめ
マーチンゲール法とはとてもシンプルなカジノ攻略法です。
ベット額を、1,2,4,8,16,32,…と、倍々にして賭けていくことで勝った時点で必ずプラスになるという方法です。
負けている間はベット額を倍々にしていき、勝つと「負けていた間のベット額の合計」が「勝った時のベット額」より必ず1小さいという性質を利用しています。
このカラクリにより、マーチンゲール法で賭け続ければ勝った時点で必ず+1になりますが、この方法だとベット額がゲームの回数に応じてどんどん跳ね上がるため軍資金が足らなくなりますし、ベット上限に到達してしまうこともあります。
この方法はあくまで理論上のカジノ攻略法ですから、あらかじめ理解したうえで挑戦してみるがおすすめです。
