カジノのチップにはどんな種類がある？今すぐ知っておきたいカジノの常識を解説！

カジノではキャッシュを賭けるのではなく、キャッシュをチップに交換してからベットすることになり、これはオンラインカジノでもまったく同じ仕組みです。
オンラインカジノでテーブルゲームを楽しんでいると、色とりどりのチップがあることに気付くのではないでしょうか。

実はチップのカラー金額はすべてのカジノで同様ですので、オンラインカジノを通じて法則を知っておけば、海外のランドカジノに足を運んだ際も役立ちます。
この記事ではチップの種類に加えて、チップの交換方法に関するマナーやチップの役割など、チップにまつわるさまざまな情報をまとめてお伝えします。

1 カジノチップはどんな役割を果たしているのか
- 1.1 偽造を見破るため
- 1.2 プレイヤーの金銭感覚を奪うため
2 ゲームで使われるカジノチップの種類とは
3 ランドカジノで現金とカジノチップを引き換える方法
4 オンラインカジノでは難しいルールを覚えずにカジノチップを使いこなせる
5 まとめ

カジノチップはどんな役割を果たしているのか

まずはカジノチップがどんな役割を果たしているのかをご紹介します。
オンラインカジノでは「雰囲気を出すため」にチップが使われますが、ランドカジノではしっかりとした役割を果たしているので、その中身を知っておきましょう。

偽造を見破るため

現金でやり取りをしていると、数え間違えたり、偽造紙幣を使われたりすることがあります。
スピーディーなやり取りが求められるカジノのテーブル上で、偽物を一瞬で見破ることは不可能です。
しかしチップにはICチップが仕込まれていますから、偽物か本物かをすぐに見破ることができます。

プレイヤーの金銭感覚を奪うため

プレイヤーにとっては不都合な理由ですが、金銭感覚を奪うためにもチップが用いられています。
現金を使うのには躊躇してしまいがちですが、普段は使わないチップならオモチャのように感じてしまいがちですよね。
チップはプレイヤーがお金という感覚がなく使ってしまいがちですから、運営側に好都合なのです。

ゲームで使われるカジノチップの種類とは

ゲームで使われるチップにはさまざまな種類があります。
ランドカジノでもオンラインカジノでも、その種類と役割はすべて共通することが普通です。
チップの種類を知っておくとランドカジノでもスムーズに遊べるので、細かくチェックしていきましょう。

金額が書かれているカジノチップの種類

最もメジャーなカジノチップといえば、金額が記されている色付きのチップです。
オンラインカジノで見かけることが多いのもこちらになります。

画像引用：ベラジョンカジノ公式サイト

画面の左下にチップが並んでいますね。
実はオンラインカジノでもランドカジノでも、その色と金額はすべて同様です。
その内容を詳しく見ておきましょう。

カジノチップの色	カジノチップの金額
青	1ドル
赤	5ドル
緑	25ドル
黒	100ドル
紫	500ドル
黄色	1,000ドル
茶色	5,000ドル
オレンジ色	25,000ドル

先ほどの画像に書かれている「1」や「500」という数字は、そのまま金額を表しています。
「1k」というのは「1キロ」、つまり「1,000」を表します。
茶色やオレンジ色のカジノチップは超高額なので、滅多に見かけることはありません。
ランドカジノでこの色のカジノチップを見たら「近くの席に大金持ちがいる！」と思ってもよいでしょう。

金額のない色付きのチップ

ルーレットをプレイするときに限って、金額が書かれていない独特なチップが出現するケースがあります。
これはルーレットチップという名称の特殊なチップです。

これは、プレイヤーとディーラーで取り決めた任意の金額を賭けられるチップです。
たとえば「黒は700ドル」と取り決めておけば、通常は100ドルの黒チップを、そのゲームに限って700ドルとして使うことができます。
黒チップが700ドルの価値を持つのはこの時間だけですから、ゲーム終了後はすぐ通常のチップに交換して清算しましょう。

リベートを受け取れるローリングチップ

ランドカジノ特有のチップとしては、引き換えの際にリベートを受け取れるローリングチップが存在します。
これは基本的にVIPにしか付与されないカジノチップです。
しかし大金を使うことをカジノ側に伝えれば、その場でローリングチップの発行を受けることもできます。

プレイヤーはまず、現金をローリングチップに引き換えて、それを使ってゲームで遊びます。
そのゲームで勝利した場合、通常のチップで配当が支払われるので、そのチップを再びローリングチップと交換しましょう。
この際に引き換えたお金のうち、0.7～0.8％がリベートボーナスとして支払われます。

もしリベート率が0.8%で、1万ドルを引き換えた場合は、それだけで80ドルのリベートを受け取れるという流れです。
ハイローラーにとっては非常に有意義なサービスなので、大金を使う予定があるときはローリングチップを使ってみましょう。

ランドカジノで現金とカジノチップを引き換える方法

ランドカジノへ足を運んだ際に、意外と迷ってしまうのがキャッシュとチップの引き換え方法についてです。
これを知っておかなければ、カジノでゲームを楽しむことはできません。
カジノチップの受け取り方や換金方法、そしてその際のマナーについて解説します。

カジノチップの引き換え方法

ランドカジノには、現金をカジノチップと引き換える場所は用意されていません。
そのため引き換えについて悩んでしまいますが、実はとてもシンプルで簡単なものになります。
遊びたいテーブルをチョイスして、その場を仕切るディーラーに引き換えてもらうだけで構いません。

この際のマナーは、キャッシュをディーラーに手渡しせず、テーブルに置いて渡すことです。
たとえばプレイヤーが「ディーラーに金額をごまかされた」と文句を付けてきた場合、手渡しの場合ではその事実を確認することができません。
そのためディーラーは手渡しで現金を受け取ることがなく、テーブルにお金を置かなければ、いつまで経ってもスルーされたままでゲームに入れないのです。
ちなみに、この瞬間はテーブル上部にある監視カメラによって記録されています。
プレイヤーもディーラーも、受け取った金額をごまかすことは基本的に不可能なのです。

カジノチップを現金に引き換える方法

カジノチップをもらうときはテーブルで交換することになりますが、反対にチップを現金に引き換えるときは、テーブルの外にある両替所を利用することになります。
両替所の名前はカジノによって違いますが、シンガポールのマリーナベイサンズをはじめとする一般的なランドカジノでは「カジノキャッチャー」という名前が付いていることが普通です。

ゲームを終えてテーブルから離れるときは、まず色付きのチップから通常のチップへとチェンジしてもらいます。
ディーラーが次のゲームの準備をしているときに引き換えることはできないので、ゲームが終了するまでそのまま席で待ちましょう。

通常のチップを受け取ったら、カジノキャッチャーへ移動して現金と引き換えてもらいます。
カジノキャッチャーを訪れる人は現金との引き換えを希望しているので、特に英語が使えなくても大丈夫です。
なお、チップは現金に引き換えることが基本ですが、記念品として持ち帰ることも認められています。
チップを持ったままカジノを出ても咎められることはありませんから、持ち帰りたいと思ったときはそのままカバンの中などに入れてカジノを出ましょう。

ベットゾーンにキャッシュやチップを置いてはいけない

ベットするフィールド上に現金を置いてチップとの交換を希望したり、現金と引き換えたいチップを置いてしまったりする人がいます。
これはディーラーを惑わせる行動になってしまいますから、絶対に避けましょう。

まずベットエリアに現金を置くと、ディーラーから見ればそのプレイヤーがベットしているつもりなのか、チップと引き換えたいのか判断できません。
基本的にディーラーがプレイヤーに基本ルールを教えることはありませんから、スルーされたままでゲームが進むことになりますし、ほかのプレイヤーの邪魔にもなってしまいます。

色付きチップと通常のチップを引き換えたいときも、ベットエリアにチップを置いてはいけません。
原則としてベットエリアはチップを置いて賭けるゾーンなので、「現金に引き換えたい」という意思が伝わることはなく、「どこかにベットしているもの」と考えられてしまいます。
ゲームに使ったお金として回収されても文句がいえませんから、避けなければなりません。