オンラインカジノの中には、銀行への直接送金に対応していないサイトも存在しており、そういった場合に出金時の中継先として機能するのが電子決済サービスです。
電子決済サービスも多様化し、さまざまなサイトを利用できるようになりましたが、素早く、さらに安く利用できるサイトとして注目されているのがウェバンク(webanq)です。
まだ知名度が低く、対応するカジノサイトも少ないウェバンクにはどのような長所と特徴があるのでしょうか。
この記事では、ウェバンクからの出金方法や手数料をはじめ、出金先となる金融機関や口座番号等の入力方法を画像付きで詳しくご紹介します。
目次
ウェバンクからの出金方法の概要
ウェバンクの口座内に入っているお金は、日本の銀行や特定の企業・個人に向けて出金することが可能です。
まずは、ウェバンクからの出金方法について手数料や出金限度額などの概要を表にまとめてみました。
出金方法 | 手数料 | 最小出金額 | 出金限度額 |
---|---|---|---|
日本の銀行への出金 | 2.49ドル | なし | ・5,000ドル/1回 ・7,500ドル/1日 ・20,000ドル/30日 |
企業への送金 | 無料 | なし | なし |
個人への送金 | 1.99ドル | なし | ・1,000ドル/1回 ・30日間で10回まで |
デビットカードへの出金 | 0.99ドル | 20ドル | 2,500ドル/1回 |
最もベーシックな出金方法は「日本の銀行への出金」ですが、その場合の手数料は1回の出金につき2.49ドルとなります。
最小出金額は設定されていませんが、出金額から手数料を差し引いた金額が出金されるため、実質的には2.50ドル以上でなければ出金できません。
たとえば10ドルの出金申請を行った場合、実際に口座に入金される金額は、手数料2.49ドルが差し引かれた7.51ドルです。
なお、企業への送金、あるいは個人への送金を選ぶと手数料は下がりますが、これは銀行口座への出金ではなく、ウェバンクの口座への出金となります。
また、日本の銀行への出金を選ぶ場合、出金限度額が1回・1日・30日でそれぞれ設定されていることにも注意しましょう。
1日に最大7,500ドルの出金ができますが、30日間の出金限度額は20,000ドルに設定されています。
1日5,000ドルの出金を4日連続で繰り返した場合、直近30日間の出金合計額が20,000ドルを超えるので、30日後まで追加の出金ができなくなるのです。
所定の手数料がかかりますが、銀行への振込手数料はウェバンク側が負担してくれます。
これにより数百円の節約ができるので、ユーザーにとってお得ですね。
電信送金を希望する場合は別途の手数料がかかる
銀行送金にかかる日数は平均で1~2営業日となりますが、それよりも早く出金したいという場合には、電信送金を希望することも可能です。
電信扱いであれば、申請当日に出金が反映される可能性もありますが、1回につき別途49.99ドルの手数料が必要になります。
かなり高額な手数料になりますし、通常の振込でも2~3日あれば着金が確認できますので、電信送金はおすすめしません。
デビットカードへの出金・入金は現在停止中
メニューに「デビット口座残高」という表示があることからもわかるように、かつてウェバンクではデビットカードの入出金に対応していました。
しかし2020年10月現在は、出金・入金ともに非対応となっています。
手数料については現在もサイト上で明記されているため、デビットカードの対応を再開する可能性もありますが、具体的な日時等は現時点では不明です。
ウェバンクからの出金方法を画像付きで解説!
ここからは、ウェバンクから出金するための方法を画像付きで解説します。
通常の出金方法と、電信送金による出金方法とでは入力する内容が異なるので、順番にご紹介します。
通常の出金手順
1. 出金画面を開く
まずはウェバンクのトップページにアクセスし、メールアドレスとPINを入力してログインします。
画面左側のマイアカウントに「引き出し」と書かれているリンクがあるので、クリックして出金画面を開きましょう。
2. 日本の銀行への引き出しを選ぶ
引き出し先の中から「日本の銀行への引き出し」の横に表示されている「〇」をクリックします。
3. 口座情報を入力する
画面の指示に従って、必要な情報を入力しましょう。
すべて日本語で大丈夫なので、振込先銀行名には「みずほ銀行」や「三井住友銀行」など、振込先支店名には「東京支店」「大阪支店」などと書き込めばOKです。
受取人口座名義は、カタカナの全角で入力を行います。
国は「Japan」のままで問題ありません。
振込先預金科目も、通常であれば「Normal(普通)」にチェックが入ったままで大丈夫ですが、当座などを選びたいときはタブをクリックして、適切なものを選びましょう。
最後に、出金したい金額を入力してプレビューをクリックします。
内容に誤りがなければ申請を確定させ、そのまま入金を待ちましょう。
電信送金の出金手順
1. 出金画面を開く
ウェバンクにログインして、マイアカウントから引き出しを選びます。
2. 電信送金による引き出し手数料を選ぶ
「電信送金による引き出し手数料」の横にある「〇」をクリックします。
少しわかりにくい日本語ですが、こちらを選ぶことで電信送金の出金画面を開くことが可能です。
3. 口座情報を入力する
ここから先の入力方法は、通常の出金とは異なるので注意しましょう。
電信送金の場合は国際送金の手続きとなり、原則として英語で情報を入力する必要があります。
まず銀行名は「Mizuho Bank」のように英語で入力し、銀行住所も本店所在地を英語で書き込みましょう。
口座番号は普段と同じように、半角の数字で書き込んで問題ありません。
次の「銀行番号」「Transit番号」「Routing番号」という3点は、欧米の銀行が使用しているコードです。
日本国内の金融機関はこれらのIDを所有していないので、空欄のままにするか、「Not Applicable」と入力しましょう。
ただし、SWIFT番号は入力する必要があります。
代表的な金融機関のSWIFTコードは以下のとおりです。
銀行名 | SWIFTコード |
---|---|
みずほ銀行 | MHCBJPJT |
三菱UFJ銀行 | BOTKJPJT |
三井住友銀行 | SMBCJPJT |
りそな銀行 | DIWAJPJT |
ゆうちょ銀行 | JPPSJPJ1 |
最後に出金額をドル建て、あるいは日本円で入力してプレビューをクリックします。
次の画面で表示される内容に誤りがなければ、出金を確定させて着金を待ちましょう。
いずれの出金方法も楽天銀行には非対応
ご紹介したいずれの出金方法を選ぶ場合でも、楽天銀行への出金は非対応となるため注意が必要です。
出金の申請そのものは楽天銀行でも通すことができますが、その後の処理でキャンセル扱いとなり口座残高に戻されてしまいます。
ウェバンクから出金する際は、楽天銀行以外の金融機関を入力しましょう。
ウェバンクから出金する際の注意点
楽天銀行への出金ができないことは注意点として先にお伝えしましたが、ウェバンクの出金にはその他にも2つの注意点があります。
以下の条件に注意して、時間に余裕を持った状態で出金申請を行いましょう。
身分確認を求められる場合がある
ウェバンクから出金する際、身分証の提示を求められる場合があり、本人確認ができるまでは出金が保留状態になります。
これは不正出金を防いでユーザーを守るための対策なので、身分証明を求められた場合は速やかに次のいずれかのデータをカスタマーサービスに送信しましょう。
- ・運転免許証
- ・パスポート(住所記載欄があるもののみ)
- ・マイナンバーカード
- ・住民基本台帳カード
- ・在留カード
メールには身分証の画像データの他、用件とウェバンクに登録しているEメールアドレス、そして名前をフルネームで書き添えましょう。
早ければ数十分程度で本人確認が完了し、そのまま出金手続きを進めてくれます。
P2P送金には時間がかかる
日本ではまだ一般的ではありませんが、海外ではスマートフォン上のアプリを利用した「P2P送金」による個人間のやり取りが急速に増加しています。
本人確認をより厳密に行える送金手段であることから、今後オンラインカジノサイトで導入が増える可能性のある出金手段です。
ただし、P2P送金を行う場合には、通常の出金よりも反映までに時間がかかることがあります。
まとめ
ウェバンクからの出金方法は、基本的には国内銀行への送金に限られていますが、別途手数料を支払うことでより反映が早い電信送金を選ぶことも可能です。
手数料が2.49ドルかかりますが、出金額に対して手数料が加算されることはなく、一度の出金で多くの現金を引き出すハイローラーに有利な電子決済サービスといえます。
出金方法は銀行名や名義などを入力して送信するだけなので、とてもシンプルでわかりやすい設計です。
通常の出金が反映されるまでにかかる時間の目安は1~2営業日と比較的短く、質の高い電子決済サービスとして評価できます。