1990年代にまったく新しいゲームとして登場した「カジノウォー」は、カジノ業界の中では、新参の部類に入るゲームです。
しかし、オンラインカジノの普及をきっかけに世界中で多くのファンをもつようになり、爆発的な人気を誇っています。
カジノウォーは、なぜ人々を引き付ける存在に上りつめることができたのでしょうか。
今回は、カジノウォーの特徴やルール、必勝法について、詳しく紹介します。
シンプルな内容なので覚えることは簡単ですが、奥深さを感じられることがカジノウォーの特徴です。
お気に入りのゲームに加えると、オンラインカジノをさらに楽しめるようになりますよ。
目次
カジノウォーとは

カジノウォーは、1990年代前半までにアメリカで誕生したテーブルゲームです。
オンラインカジノで遊べるゲームといえば、ランドカジノ黎明期からラインナップに加えられている100年以上の歴史をもつゲームばかりですが、カジノウォーは新参ゲームとして圧倒的な人気を誇っています。
オンラインカジノでも人気のカジノウォーですが、世界中のランドカジノで楽しまれているゲームでもあるのです。
近隣のカジノ解禁国では韓国でも人気ゲームのひとつであり、多くのカジノにテーブルが用意されています。
オンラインカジノでルールを学んでおけば、日本に誕生するカジノで遊べる未来が訪れるかもしれません。
カジノウォーのルールの基本は、プレイヤーとディーラーがもつカードの強さを比較するというものです。
それぞれに配られた1枚のカードの強さを比べるだけで勝敗がわかるので、覚えるべきルールが非常に少ないことが特徴で、オンラインカジノ初心者に向いているゲームでもあります。
カジノウォーの控除率(ハウスエッジ)は、最小で2.88%、最大でも18.65%です。
3%を切る控除率なので、そのほかのギャンブルと比べて、非常に有利な数字です。
ちなみにパチンコの控除率は10~20%、競馬の控除率は25.9%に定められています。
カジノウォーの基本ルール
カジノウォーは、1人のディーラーとテーブルに座っているプレイヤーが、それぞれ1対1の形で対決する形のテーブルゲームです。
配られるカードは1枚で、ディーラーよりも強いカウントのカードが出れば勝ち、弱いカウントのカードが出れば負けという、とてもシンプルな内容になります。
テーブル上には、「アンティ」と「タイ」の2種類が表示されています。
アンティはディーラーとの勝負を挑むときに使うエリアで、タイはディーラーとプレイヤーのカウントが同じになると予想するときに使うエリアです。
勝った場合の倍率は2倍、引き分けを的中させたときの配当は10倍に決まっています。
ディーラーがカードをオープンにした瞬間に結果がわかる
まずはテーブルにいるすべてのプレイヤーに、1枚ずつカードが配られます。
ディーラーも同じように1枚のカードをセットして、オープンにした瞬間に結果がわかるというのがカジノウォーの基本です。
ディーラーよりもカウントがよければ勝ち、悪ければ負けになります。
カジノウォーにおける最強のカードはAで、最弱のカードは2です。
それ以降の数字は、数字が大きいほど強くなります。
JやKなどの絵柄に関しても、バカラのように0とカウントするのではなく、Jは11、Qは12、Kは13とカウントし、それぞれのカードに力関係がつくことになります。
引き分けだった場合は2つの選択肢から遊び方を選べる
プレイヤーとディーラーの数字が同じで引き分けだった場合は、プレイヤーに2つの選択肢が与えられます。
1つ目は「サレンダー」で、ベットした金額の半分を受け取ってそのゲームを終わらせるというもの。
もう1つが「ウォー」で、ベット額と同様のお金を追加して、もう1度勝負するというものです。
ウォーを選び、再び引き分けになった場合は、1回目と2回目のいずれのベットにも2倍の配当がつきます。
ウォーで勝った場合は、追加した金額分だけが2倍の配当がついてバックになり、1回目のベットは100%の割合で払い戻しになります。
10ドルをベットした場合の払戻金は、以下のとおりです。
ゲームの結果 | 計算式 | 合計賭け金 | 払戻金 |
---|---|---|---|
ウォーして勝利 | 10ドル(1回目)+40ドル(2回目) | 30ドル | 50ドル |
ウォーして引き分け | 20ドル(1回目)+40ドル(2回目) | 30ドル | 60ドル |
勝つよりも確率が下がる分、引き分けのほうが払戻金が多くなります。
バカラなどのゲームでは、引き分けの場合は単純に賭け金が払い戻されてゲーム終了になります。
しかしカジノウォーは、引き分けても、普通の勝ちと同等以上の払戻金をゲットできる可能性があることがポイントです。
カジノウォーの人気が高い理由は、この要素があるからといっても過言ではありません。
賭け金を追加するためリスクにはなりますが、反対に高配当をつかみ取るチャンスでもあり、ボーナスゲームのような高揚感を覚えながらゲームにチャレンジできるはずです。
カジノウォーの必勝法は?勝率を上げるコツを大公開
カジノウォーのルールを整理するとわかるとおり、プレイヤーの技術や経験を生かすことが難しいゲームシステムになっています。
ディーラーとの勝負とはいっても、ディーラーは機械的にデッキからカードを取り出して配るだけなので、勝負を左右するのは運だけです。
プレイヤーは、サレンダーかウォーかを選ぶ以外に選択肢がありません。
そのため攻略法は限られ、必勝法を見つけることもできませんが、勝率を上げるためのコツはいくつかあります。
ここで紹介するコツを覚えて、実際のゲームで活用してみましょう。
はじめからタイは選ばない
ゲーム開始時には、アンティかタイのいずれかを選択することができます。
タイを引き当てれば配当はいいのですが、タイが成立する可能性は低いため、タイにベットしないことをオススメします。
控除率(ハウスエッジ)を見れば、アンティとタイの差を見れば一目瞭然です。
賭け方 | 控除率(ハウスエッジ) |
---|---|
アンティ | 2.88% |
タイ | 18.65% |
アンティに賭けた場合、胴元(オンラインカジノ運営業者)の取り分は2.88%ですが、タイの場合は18.65%にまで急上昇します。
控除率が高くなればなるほど、プレイヤーにとっては不利です。
アンティを選んでタイだった場合はウォーに進めるので、最初の段階でタイを選ばないほうが得策といえます。
サレンダーとウォーは圧倒的にウォーが有利
タイだった場合に、プレイヤーが選択を迫られるのが、「サレンダーか、それともウォーか」という問題です。
結論からいえば、サレンダーを選ぶと、圧倒的に不利になります。
タイが発生した場合には、迷わずにウォーを選びましょう。
サレンダーを日本語に置き換えると、「降伏」です。
つまり意味合いとしては「引き分け」ではなく、「相手に勝ちを譲る」というものになります。
サレンダーを選んだ瞬間に事実上の負けになり、賭け金の50%が自動的に没収されてしまいます。
一方のウォーは、言葉のとおり「戦争」ですね。
ディーラーのカードと徹底的に争い、勝利金を得るため戦う選択肢です。
この場合は追加のベットが必要ですが、勝てば最初にベットした金額も戻ってきますし、タイだった場合は1回目・2回目ともに倍増して戻ってくるので、事実上の大勝になります。
マーチンゲール法を使う
50%の勝率で勝てるテーブルゲームで遊ぶ場合、マーチンゲール法は有効な攻略法になります。
マーチンゲール法とは、負けた場合に次のゲームで2倍のベットを行い、前回分の負けを回収しつつ利益を生み出すという必勝法です。
たとえば1回目のゲームで10ドルを賭け、負けたとしましょう。
2回目のゲームでは、20ドルをベットします。
ここで勝った場合の利益は40ドルなので、2回目のゲームで支払った20ドルと、1回目の負け分の10ドルを差し引くと、トータルでは10ドルの勝利という結果になります。
理論上は、何連敗したとしても、どこかで1度でも勝てばそれまでの負けを一気にチャラにできるという必勝法です。
1度勝ったら賭け金を1回目の10ドルに戻し、ひたすらそれを繰り返します。
派手な勝ち方こそできませんが、負けないことを重視する場合はオススメです。
カジノウォーの場合、ウォーという独特な選択肢が加わることは認識しておきましょう。
ここでベットした追加分の賭け金も、負けた場合には次のゲームで反映させなければなりません。
この金額の計算が狂った場合は、勝っても全額を回収できなくなってしまいます。
熱くなり過ぎずリスクマネジメントする
カジノウォーは、熱中するプレイヤーを続出させているゲームです。
楽しむのはいいことですが、我を忘れてベットし続けてしまうと、思わぬ損失を生むことがある点には十分に注意しましょう。
ゲーム自体もテンポよく進んでいくので、連敗すると、あっという間にお金がなくなってしまいます。
とくに引き分けの際のウォーに参加すると、通常の2回分の金額を1回のゲームに費やすことになります。
リスクマネジメントはしっかりと行い、計算外の金額を使わないように気をつけながらプレイしましょう。
まとめ
カジノウォーは、オンラインカジノ上だけでなく、ランドカジノでも人気な比較的新しいテーブルゲームです。
ディーラーとの勝負という形式ではありますが、駆け引きの要素はありません。
1枚のカードを比較した力関係で結果が決まるので、初心者でも楽しく参加することができます。
攻略法としては、最初からタイを選ばないこと、ウォーとサレンダーは必ずウォーを選ぶこと、マーチンゲール法を活用することなどがオススメです。
ウォーを選ぶと、1回のゲームで2回分のお金を使うことになりますから、リスクマネジメントも徹底して楽しみましょう。
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