カジノディーラーの年収はいくら?日本人でもなれるのか徹底調査!

カジノディーラーの年収はいくら?日本人でもなれるのか徹底調査!

ライブゲームの普及によって、ランドカジノだけでなくオンラインカジノでも必要不可欠な存在のカジノディーラー。

華やかな世界に身を置き、楽しそうな職業に見えるディーラーですが、ズバリ彼らが稼いでいる年収は一体いくらなのでしょうか。

今回はカジノディーラーの平均年収の相場と給料システムや、各国の報酬の違いを調査してみました。

また、カジノディーラーとして活躍する日本人は実在するのか、日本人がディーラーになるためにはどうすればいいのかなど、気になる事情に迫ります。

カジノディーラーの年収は約500~600万円

カジノディーラーの年収は約500~600万円

カジノディーラーの年収は、年齢やキャリア、勤務先によっても異なります。

あくまでも一般的な相場では、平均年収は500~600万円ほどになるようです。

ディーラーという職業は、男性だけでなく、女性も大丈夫です。

特にオンラインカジノが流行して以降、主に男性向けのライブカジノのために女性ディーラーの需要が高まったこともあり、女性の活躍が目立つようになりました。

多くの職業と同じように、年齢を重ねるに連れて年収も上昇するという傾向が見られます。

ディーラーはゲーム上のテクニックだけでなく、場を盛り上げたり、和ませたりすることも腕の見せ所。

そのため、経験のあるディーラーほど優遇されやすくなります。

決して高収入の職業とは言えない

平均年収500~600万円と言うと、日本の相場ではそれなりに稼げる業種と見なすこともできるカジノディーラー。

しかし平均年収は国によって異なるので、決して高収入の職業とは言えません。

例えばアメリカの場合、全米の平均年収は650~700万円ほど。

その基準で考えれば、カジノディーラーは割の良い職業とは言えないでしょう。

新人のディーラーは平均よりもさらに低い賃金からディーラーとしてのキャリアをスタートさせることにもなります。

カジノディーラーとして活躍している人は、ビジネスのためにディーラーを選ぶわけではなく、ディーラーという職業が好きで働いている人が多そうです。

ただし、特にマカオやシンガポールなどのアジア諸国では、ディーラーは自国のカジノで遊べないという規則を設けていることがほとんどです。

プレイヤーとしてもカジノを楽しみたい場合には、ディーラーになると不都合も出てきてしまいそうですね。

客から貰えるチップで年収が変わる

カジノディーラーは特殊な給料事情を抱えていることがほとんどです。

実は彼らが受け取っている収入の大半は客からのチップで、カジノやホテルが支払っている給料は最低賃金に過ぎないレベルであると言われています。

客がディーラーに支払うチップは、受け取った人物のポケットにそのまま入るのではなく、基本的にすべてのディーラーでシェアされます。

仮に1日10万円のチップをもらい、ディーラーが10人いる場合は、1万円ずつ山分けという形です。

チップは基本給とはまったく別の収入ですから、チップが多ければ多いほどディーラーの年収も上がります。

つまり、お金持ちが多く来場する一流ホテルが有利。

ディーラーとして稼ぐためには、勤務先のステータスを高めることが近道になります。

仮に1日3万円のチップを分け合うことができれば、20日間でも60万円の収入です。

年間で700万円以上をチップだけで稼げる計算になるので、こうなれば年収1,000万円の大台も見えてきます。

カジノディーラーの年収は国によっても異なる

カジノディーラーの年収は国によっても異なる

カジノディーラーのステータスは国によっても変わります。

単純に国ごとの平均年収の違いだけではなく、職業の地位そのものによる年収の差も発生することになりますから、ランドカジノで有名な国ごとに分けて、平均年収の差を見ていきましょう。

アメリカのカジノディーラーの年収

アメリカでは、カジノディーラーは一種のエンターテイナーとして扱われることもあります。

カジノ人気も高く、職業としてのステータスが高いため、一流ホテルで高額なチップを受け取ることができれば、年収1,000万円を軽く超えるディーラーもいます。

平均値で見ても、500~600万円を稼げるディーラーが多く、ディーラーにとって恵まれた環境と言えるでしょう。

特にラスベガスには世界中から観光客が訪れるので、小さなホテルだとしても、仕事に困ることは無さそうです。

マカオのカジノディーラーの年収

アジアにおいて特に有名なカジノの国と言えばマカオです。

マカオのカジノディーラーは、アメリカと比較すると収入が低く、平均年収は約250~300万円ほど。

ラグジュアリーなイメージがありますが、年収は控えめです。

しかし、マカオにおける平均年収は約120万円程度と言われていますから、その基準を基に考えれば高収入と考えられます。

日本人の感覚で言えば、年収800~1,000万円ほどの価値を感じながら働くことができる水準です。

シンガポールのカジノディーラーの年収

世界を代表するラグジュアリーホテルの一つである「マリーナベイ・サンズ」を擁するシンガポール。

従業員も高額な収入を得ている印象がありますが、こちらもカジノディーラーの平均年収は約300~350万円程度と、あまり伸びません。

しかもマカオとは異なり、シンガポールは物価が高いことでも有名。

300~350万円の年収があれば、貧困とまではいかない生活レベルを維持することはできそうですが、他国のように豊かな生活ができるわけでもないようです。

カジノディーラーとして活躍する日本人はいる?

カジノディーラーとして活躍する日本人はいる?

日本からの距離も飛行機で約4時間程度と近いマカオには、約3万人のディーラーが働いていると言います。

残念ながらマカオでは永住権を持つ人物しかディーラーになることができませんが、カジノ産業は想像をはるかに上回るほど巨大です。

世界で活躍する日本人ディーラーの実数は未知数ですが、世界各地のカジノで働く日本人が多いことも事実。国籍は関係なく、実力が認められ、現地の言葉をある程度理解できていれば、日本人でもカジノディーラーになることはできます。

マカオやラスベガスのカジノには、日本人観光客も足しげく通っています。

こういった顧客に対応するために、日本語を理解できるディーラーを配置したいと考える事業者が多いため、日本人ディーラーの需要は意外にも高いのです。

結局日本にカジノはいつできる?候補地は横浜で決定か!?

結局日本にカジノはいつできる?候補地は横浜で決定か!?

日本人ディーラーの需要はこれから高まる

最近では、日本でもIR法案の成立によってカジノが合法化される見込みであり、日本人のカジノに対する興味は高まっている最中です。

既に日本進出を目指す事業者は、日本国内でのプロモーションを強化しはじめました。

例えば有力な候補地の一つである横浜市には、マカオの最高級ホテル「モーフィアス」を運営する「メルコ」が強くアプローチし、広告戦略を拡げています。この活動の一環として、日本人ディーラーはさらに増えると予想されます。

日本国内にカジノが誕生すれば、日本語を操れる日本人ディーラーの存在は必須。

それまでの「育成期間」として、日本に進出するカジノ業者が運営する他国のカジノで、日本人が積極的に採用される可能性も高くなるでしょう。

将来的には日本国内でカジノディーラーとして働く道も見えてきましたが、年収に関しては未知数です。

国内カジノへの集客数が不明である以上、事業者がディーラーに対してどのような評価を下すのかが現段階ではわかりません。

また、チップに関する風習が欧米と異なる点にも要注意です。

日本の接客業には、チップを受け取るという慣例があまり多くないため、他国のように収入の大半をチップに依存するというビジネスモデルが成り立つかどうかも不透明です。

カジノディーラーを養成するスクールもある

日本には「日本カジノ学院」という、カジノディーラーを専門的に養成するスクールもあります。

渋谷本校のほか恵比寿、立川、大阪、名古屋、札幌、福岡にも校舎を持ち、これまでに150名以上の日本人カジノディーラーを世界に向けて輩出してきました。

このスクールでは、カジノの基本となるルーレットやブラックジャック、バカラなどの技能を、実際にカジノで使用する物と同じクラスのテーブルを使って学べます。

また、座学ではカジノの歴史や各国の事情まで、さまざまな解説を行っています。

また、海外からの客に対応できるように、カジノ向けの英会話をカリキュラムに取り込んでいることも特徴的。

おもてなしの精神や、カジノ特有のマナーなど、全般的な知識を身に付けることができます。

日本人がカジノディーラーになるためには

カジノディーラーは、原則として即戦力が求められます。

カジノに対する知識のほか、それを生かすための実力が備わっているかどうか、客を引き付けられるスター性があるかどうかなど、さまざまな項目をチェックされた上で採用か不採用かが決まります。

そのため、全くの未経験でいきなりカジノディーラーに採用されることはありません。

最低限の技術を身に付けた上でオーディションを受け、その場で実力が認められ、そこではじめてスタートラインに立つことができます。

仮に採用されたとしても、計算ミスはカジノ全体の不正を疑われることにもつながるため、何度もミスを繰り返すと解雇されることもあります。

一生安泰とは言えず、常に緊張感と向き合い続けることになるのが、カジノディーラーという職業の特徴です。

まとめ

カジノディーラーの平均年収は500~600万円ほどと言われています。

収入は国によって大きな差がありますが、基本給は少なく、客が支払うチップが収入の大半を占めることが特徴的。カジノが栄えている地域では、数万人以上のディーラーが活躍しています。

日本人も世界各地でカジノディーラーとして活動しており、国内のカジノ合法化に向け、今後も日本人の需要が拡大することが確実視されています。

専門知識や技術を学べるスクールも開かれているため、ディーラーを目指したい方はぜひ利用してみてください。

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