オンラインカジノ初心者の方にとって、まっさきに不安に思うことが「お金を一気に失うこと」ではないでしょうか。
カジノというと、一瞬で大金を失ってしまうといった悪いイメージを、お持ちの方も多いかもしれません。
そんな方初心者の方に適した賭け方の一つに「10%(10パーセント)法」があります。
この方法を駆使すると、限られた元手で長い時間楽しむことができ、さらには資金を増やしてゲームを終われることでしょう。
今回は「10%法」を、シミュレーションを交えながら詳しくご紹介します。
目次
10%法とはどんな賭け方?

「10%法」とは極めてシンプルな方法論です。
手持ちが$100なら$10を、$1,000なら$100を賭け金として賭け続けていきます。
実はこの10%法はFXや競馬などでも応用されているのです。
この手法を使えば、残金が一気にゼロになるようなリスクが生じません。
カジノには、無理なベットをして全所持金を失う方もいますが、この10%法は計画性を持ってゲームに参加できるので、オンラインカジノデビューの方におすすめです。
連勝すると使える予算が増えていく
10%法を使って、仮に$100の所持金のうち$10をルーレットに賭けたとします。
これが的中し、$10が2倍になると、所持金は$110にまで増えます。
つまり次に使える金額が$11に増加し、当たった場合の利益が徐々に膨らんでいく計算です。
2回目のゲームで$11を賭けて勝つと、$22になって戻ってくるので、合計の資金は$121にまで増え、次の賭け金は$12にさらにアップします。
このように、連勝を繰り返すことによって、雪だるま式に元手を増やしていくカジノ攻略法が10%法です。
カジノのリスクマネージメントをしやすい
10%法では、常に所持金の1割を賭け金に使い続けます。
$100を用意し、$10を賭けて負けた場合、残る所持金は$90ですから、次の賭け金は$9です。さらに負けた場合、$81のうち$8を投資する……という法則に沿ってベットを繰り返していきます。
つまり、所持金の大半あるいはすべてを一瞬で無くすことがありません。
リスクマネージメントに重点を置き、長い時間プレイを満喫したい方にとって、ローリスク・ハイリターンを実現する戦略といえます。
FXで10%法を応用することも多い
FXも上がるか下がるか、の二者択一という点では、ルーレットやバカラなどのカジノと共通性があります。
10%法はFXトレーダーの間でもよく使われる投資法であり、実際に利益を上げている人もいます。
10%法が有効なカジノゲーム

10%法は自由に賭け金を決められる、すべてのカジノゲームで有効です。
ただし闇雲にベットするのはよろしくありません。目的を持って賭けることは必要です。何のゲームにどうやって賭けるのか、戦略は決めておきましょう。
例えば同じルーレットでも、赤か黒かを当てる勝率50%で攻めていけば、コツコツと利益を出すことができますし、一気に大金を稼ぐことに挑むならば、配当が大きい1点賭けのストレートアップを狙っても面白いでしょう。
しかし原則として「リスクマネージメントをすること」がテーマの戦略法ですから、二者択一で当てるルーレットやバカラ、あるいはダイスを使うゲームのシックボーあたりがおすすめです。
ブラックジャックも10%法の対象として有効です。
ライブカジノでは、中継先のディーラーと直接やり取りすることができるので、この手法を使って勝負すると、一目置かれる存在になれるかもしれませんよ。
10%法のシミュレーション

10%法を実践する上で、まずは基本を押さえておきましょう。
次の表で、ルーレットなどで1/2の勝率のゲームにベットしたと仮定して、勝敗に応じた利益の移り変わりを見ていきます。
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
賭け金 | $10 | $11 | $12 | $13 | $14 |
結果 | 勝 | 勝 | 勝 | 勝 | 負 |
損益 | +$10 | +$11 | +$12 | +$13 | -$14 |
資金 | $110 | $121 | $133 | $146 | $132 |
初回の投資から4連勝して、資金はスタート時点の$100から$146にまで上昇しました。
資金の10%という小額を投じる手法でも、わずか数ゲームで、資金を約1.5倍に増やすことも可能であることがわかります。
このシミュレーションでは5回目のゲームで負けてしまいましたが、それでも資金は$132と、スタート時から比べて$32も増えています。
このことからも、10%法がリスクの少ない投資法であることが裏付けられました。
ルーレットを使った10%法①:赤黒賭け
ルーレットを使って10%法を具体的にシミュレーションしてみましょう。
まずは赤黒賭け(レッド・ブラック)という1/2の勝率の賭け方です。これは赤に入るか、黒に入るかを予想するゲームで、当たると配当は2倍になります。
したがって、前表を使ったシミュレーションと同じ内容です。
連勝を繰り返すことによって元手が増え、賭け金も増え、当たれば当たるほど配当を稼ぎやすくなります。
ルーレットを使った10%法②:12点賭け
ルーレットは、ベットできる数字が3列に並んでいます。
この3列のうち真ん中のラインすべて、12点に賭ける方法を「カラム・ベット」といい、的中した場合は赤黒賭け以上の利益になる、3倍の配当が支払われます。
元の資金を$100とした場合のシミュレーションは以下の通りです。
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
賭け金 | $10 | $12 | $14 | $17 | $20 |
結果 | 勝 | 勝 | 勝 | 勝 | 負 |
損益 | +$20 | +$36 | +$42 | +51 | -20 |
資金 | $120 | $144 | $172 | $206 | $186 |
4連勝した段階で、元の資金$100の2倍を達成できています。5回目で負けてしまいましたが、その損失を加えても手元には$186が残っています。
この後、負け続けてしまったとしても、そう簡単に最初の元手を下回ることはありません。
ルーレットを使った10%法③:4点賭け
1から36までの数字の中から、連なっている4つの数字を選んで賭ける方法を4点賭け(コーナー・ベット)といいます。
当選確率は下がりますが、配当金は上がり、的中させた場合は賭け金の9倍が払い戻されます。
$100で投資を始めた場合のシミュレーションは以下の通りです。
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
賭け金 | $10 | $9 | $8 | $7 | $13 |
結果 | 負 | 負 | 負 | 勝 | 負 |
損益 | -$10 | -$9 | -$8 | +$63 | -$13 |
資金 | $90 | $81 | $73 | $136 | $120 |
当選確率が低いため、5回勝負中で4回目のみ勝てたと仮定したシミュレーションです。
3回目まで連敗しましたが、一度の勝ちで稼げる金額が大きいため、一気に黒字に引き上げることができました。
5回目で負けても、まだ収支はプラスの状態です。
勝率1/2で勝ち負けを繰り返した場合のシミュレーション
ここまではすべてのシミュレーションで黒字を出すことに成功していますが、これはあくまでも理想的な形で勝てた場合の想定です。
それでは、勝ち負けが交差し、五分五分の勝率だった場合にはどうなるのでしょうか。
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
賭け金 | $10 | $11 | $9 | $11 | $10 | $11 |
結果 | 勝 | 負 | 勝 | 負 | 勝 | 負 |
損益 | +$10 | -$11 | +$18 | -$11 | +$10 | -$11 |
資金 | $110 | $99 | $117 | $106 | $116 | $105 |
ルーレットやブラックジャックなどで、1/2で勝てるゲームに投資して、勝ちと負けを交互に繰り返した場合、6回目を終えた段階ではまだ収支がプラスです。
しかし、回数を重ねるごとに資金は減っていくので、勝率50%では長期戦に及ぶとやや不利です。
10%法を使う際の注意点

リスクが少なく、連勝すれば賭け金を増やしていく10%法ですが、注意点もあります。
デメリットも理解した上で、さらにリスクを抑えてカジノで実践してみましょう。
負けからスタートすると弱い
じつは最初のベットで負けてしまうと、その後連勝しない限り黒字に持ち込むことが難しくなるという弱点があります。
前述では勝ち負けが交差し五分五分の勝率のパターンで、プラスのシミュレーションになりましたが、同じ勝敗数でも「負けからスタート」すると、以下のような違う結果になるのです。
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
賭け金 | $10 | $9 | $9 | $9 | $9 | $10 |
結果 | 負 | 勝 | 負 | 勝 | 勝 | 負 |
損益 | -$10 | +$18 | -$9 | +$18 | +$18 | -$10 |
資金 | $90 | $99 | $90 | $99 | $108 | $98 |
このように、初回で負けてしまうと、その後勝ち負けを何度繰り返したとしても$90と$99あたりを行ったり来たりが続きます。
負けから入ってしまうと、どこかで連勝しない限り黒字には変わらず、さらに連敗してしまうと、黒字に戻すのはさらに厳しくなります。
短期で資産を増やす方法には向かない
シミュレーションでは短時間で1.5倍、2倍と資金が増えましたが、これは4連勝した場合など、調子よく勝てた際の話です。
勝ち負けを繰り返す場合、10%法は資金が減りにくい代わりに増えにくいという特徴が際立ってしまいます。
オンラインカジノで遊ぶ場合、深夜などの限られた時間で遊ぶことが多いかもしれません。
短い時間で元手を一気に増やしたいときには10%法は正しい戦略とはいえず、どちらかといえば少ない予算で長く遊びたいときに向くのです。
まとめ
「10%法」は、全資金の10%を賭け続けるというシンプル賭け方です。
カジノのほか、FXや競馬でも使われる手法であり、リスクマネージメントにたけた、資金を減らしにくい投資法でもあります。
経験の浅い初心者の方にとっては、勝ち負けを繰り返しても長く遊び続けられるので、実用性の高い戦略になります。
まずはぜひ安全に楽しめるオンラインカジノで試してみましょう。